ペトロザボーツクへ向かう寝台列車内で、ちょっとしたお土産を渡したお礼に女性車掌さんたちからごちそうされた紅茶です。
今の時代は必要ないのかもしれませんが、私は慣れ性で用意しています。ソ連時代は、スーツケースにお土産品(潤滑油という袖の下)として、日本製のボールペンや消しゴム、カレンダーなどを山ほど持っていく必要がありました。当時の日本では、銀行や商店で粗品としてたくさんもらえたので、それを貯めておき、持っていくのです。もちろん、ガイドさん用には別途、それなりのものを購入して用意しました(ガイドさんは、若くてかわいくても、我々外国人スパイのお目付け役軍属なので、ツアー中、入国から出国まで付きっきりでした)。
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飲み物のロシア語を紹介します。
・飲み物 напиток
・水 вoда
熱湯 кипяток
氷 лёд
・クワス квас
・牛乳 мoлoкo
・紅茶 чай
・緑茶 зeлёный чай
・コーヒー кoфe
・ココア какаo
・ジュース сок
・ウォッカ вoдка
・ワイン винo
・ビール пивo
・ウイスキー виски
・日本酒 сакэ
・蜂蜜酒 мeдoвуха
(注)ヨーロッパのものとはちょっと違うもの
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原作では、二人の死の直前に飲まれた紅茶。クリスティーの小説にもよく登場します。右京さんもご愛飲ですし。ロシア、ドイツ、イギリス、日本にとって輸入でもたらされる魅惑の飲料。飲み物によって登場人物の性格や状況を言外に表していますね。
ただアイスティーならともかく、ホットティーに毒、混ぜると、においで勘づかれそう。一度に量を飲まないし。