翡翠の歌

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モイカ宮殿 : 主人の私室 (浴室) [フランス王家の調度品]




寝室の続きにある浴室。深い水槽があるのみ。


恐らくは壁の向こうに位置するだろう(隠し部屋になっているみたいです)、"プール"とされている、もっと大きな水槽と異なり、ここは実用的なものみたいです。


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モイカ宮殿は幾度もリフォームされていますが、豪華なインテリアだけでなく、その都度、最新の機能にもバージョンアップされています。電化、上下水道、温水暖房システム(室内の空気を温める)、窓を開けなくても室内に外気を循環させるシステムなどです。





内装品は、ヨーロッパに旅行しては、いろいろと買い付けてきたそうで、例えば、ジナイダママのプチサロンの家具はマリー・アントワネットのもの、水晶のシャンデリアはポンパドゥール夫人の寝室のものとのことです。


執筆前の取材の頃は、このモイカ宮殿は教員組合の施設だったので、観光客は入れなかったはずです(そもそも観光スポットではなかった)。でも、伝手を辿って訪ソしていた若き原作者は、きっと、中を見せてもらい、説明も受けたことでしょう。


そこに、フランス王家の調度品があるとは! 巡り合わせですね。