サンクト・ペテルブルク郊外にある画像の教会は、ロシア語でこう書きます。グーグルアースなどで検索できます。空港から市中心部へ向かうバイパス沿いです。
Подворье Валаамского Ставропигиального Монастыря
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正教会のミニ知識を集めました。
*キューポラ(半円形の屋根)
基本は5つで、最も大きいものがキリストを表すとのこと。
*玉ねぎ形
炎を表し、教会で精霊が飛び交っている様を表すとのこと。日本でも似た形を見かけますね。手すりや欄干の装飾に用いられるのが擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)、仏塔の先端のは宝珠で、諸説ある起源は、当然、正教とは異なります。
*十字架に斜めの線
キリストの足が打ち付けられた位置を表すとのこと。
*合唱は伴奏なし
人間の声以外は聖楽に入れるべきでないとの考えから。従って、備品として、オルガンやパイプオルガンもありません。
*イコンが写実的でない理由
彫像やリアルな絵画は、そのものが礼拝の対象になってしまうとして認められなかったから。イコンは“人”に見えないので、これを尊ぶことは認められました。
イコン:聖画。木の板に描かれ宗教的な絵、手と顔以外は打ち出した金属に覆われている。
*イコノスタス(聖障)
奥の祭壇を隔てる高い壁で、決まりごとに従って幾段ものイコンが配列されてします。信者は礼拝の間この聖障に向かって立ちます。中央にある王門(天門)という扉は、聖職者しか出入りできません。
*椅子はない
信者は礼拝中、ずっと聖障に向かって立ち続けます。そして正教の礼拝は儀礼が多く長いです。頑張りましょう。
*女性は聖職者になれない
*妻帯
主教など上級聖職者は妻帯せず、教区の司祭などは妻帯しているのが普通。
*主教のアイテム、権杖(けんじょう)
人々(羊)の牧者(羊飼い)であることを表すとのこと。