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11、今、日本でおいしい"ルタバガ料理"を食べるには
ハギスとルタバガのマッシュ
ハギスとルタバガのマッシュ
【今回(2022年2月)の素材と購入先の紹介】
1,ルタバガ (山形県産)
・・・要冷蔵
(株)東京468食材の楽天市場ショップで購入。
このショップ以外に国産品を扱うショップは楽天市場にはありません
(2022年11月)
。また、生のものは扱っていない期間のほうが長いです
(収穫時期や収穫量の関係だと思います)
。また、ルタバガ自体が重い上、要冷蔵品なので値が張ります。ほかに輸入品
(生のまま、もしくは缶詰)
を扱うショップもありますが更に高価です。
2,ハギスセットSmall ミックスダイスVer.(羊胃袋無し)
・・・要冷凍
なみかた羊肉店の自社サイトオンラインショップで購入。
あらかじめ内臓がダイス状にカットしてあるので、とても便利です。作り方を大まかに説明すると、まずそれらを茹でこぼす → フードミキサーで更に細かくする → オートミール
(同梱)
などを加えて混ぜる → 人工ケーシング
(同梱)
に詰めてゆでて出来上がり
なお、売り切れの場合は、ダイス状にカットしていないハギスセットSmall
(羊胃袋無し)
を購入して、自分でカットします。
* * * * *
【調理の様子】
1,解凍したダイス状の内臓
2,茹で始めたところ
3,アクが浮いてきました
4,アクを除きます
5,水気を切り、同梱の羊脂やオートミールと、自分で用意したセロリや玉ねぎ、好みのスパイス
(オールスパイスやナツメグ、タイムなど)
、塩、胡椒を加えます。なお、自分で用意する素材や調味料の分量は適当ではなく、同梱レシピ通りにするのが、未知の料理を作る際の鉄則です。本当に慣れてきたら
(一つの基本の味をマスターしたら)
、ご自分の味を追求してみるのもありですが。現地でも様々な味付けがあるそうです。
6,それらを混ぜ合わせた様子
7,同梱の人工ケーシングに詰め、口を固く縛って、たっぷりのお湯で2時間茹でます。
8,その間に、ジャガイモとルタバガのマッシュを作ります。画像はルタバガのマッシュです。
9,茹で上がったハギスをケーシングから出し、ジャガイモのマッシュとルタバガのマッシュを添えます。添えると言っても、量のバランスは3種とも同じくらいです。
10,右側のマッシュがルタバガ。ジャガイモのより黄色味があります。それぞれを別々に食べてもいいですし、ハギスとマッシュを軽く混ぜて食べてもおいしいです。ハギスのスパイシーさとマッシュの甘みが相乗効果を発揮します。ハギス自体はしっかり茹でこぼしているおかげか、羊っぽさや内臓っぽさはほんのりで、塩味メイン、それにセロリとスパイスの風味が効いています。乱暴に言えばトマトケチャップ抜きのミートソースっぽい。シェパーズパイがお好きなら何の抵抗もないでしょう。また、ハギスに入っているオートミールのプチプチ食感や、ルタバガのマッシュのさっぱりさが内臓料理にありがちな重たさを解消しています。
* * * * *
なお、右上の褐色の液体はスコッチウイスキーで、料理全体にたっぷりかける食べ方が現地では一般的だそうです。また生のスコッチウイスキー以外にも、生クリームをベースにしたウイスキーソースや赤ワイングレイビーソース、マスタードソースなど多くのバリエーションが店や家庭で見られます。
* * * * *
食べ方の発展形として、春巻きの皮に包んで揚げたり
(ハギススプリングロール)
、コロッケにして揚げたり
(ハギスボール)
などがあります。