書斎の隣にあるビリヤード室です。窓はステンドグラスで(第1部04)、天井は天窓になっています。黒人の胸像は、本来、隣室のアラビアの間にあったようです。
当時の伝統では、貴族の主の部屋は、書斎と、図書室、ビリヤード室、食堂で構成されていたそうです。洋画などに葉巻くわえながら、ウイスキー等を飲み飲み、ビリヤードに興じて、交渉事や交友している場面がありますが、普通のことだったのですね。
*
ちなみに、画像で、奥が半球状になっていますが、この壁の中に壺が埋め込まれており、球を打つ音の音響をよくするためだそうです。