ピョートル大帝が戦勝記念として、対岸の敵国スウェーデンにアピールするため、ベルサイユ宮殿を模して造営した夏の宮殿です。
大帝の土木事業へのこだわりが、わずかな勾配を利用した無数の噴水に彩られた広大な庭園に表れています。
背後の緩やかな丘陵地から集められた水を、噴水で活用し、運河が宮殿正面のフィンランド湾に注ぎます。
今、運河に常設されている橋も、往時は可動式で、小舟を浮かべて湾まで繰り出せたそうです。豪華なガーデンパーティーを開催し、スウェーデンに対して"睨み"を効かせたわけですが、現在、対岸にニョキっと見えるのは、ラフタ・センターという名のビルです。
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→詳しくは、ラフタ・センター 少しは良かった話