翡翠の歌

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モイカ宮殿 : バンケットルーム (白い列柱と天井) [浮彫?]




壁や天井には、一見、びっしりと浮き彫りが施されているようですが、よく見れば、絵です。


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宮殿では、このバンケットルームなどを使って、大きなパーティーが開かれました。以下、《THE  YUSUPOV  PALACE》から引用します(原文は英語)


・・・1837年2月27日に開催された宮殿の改築を記念する最初の舞踏会が開催された。皇帝夫妻も臨席し、晩餐について美食家たちは「唯一欠けていたのは鳩のミルクだった」と言った。


舞踏会の少し前、ユスポフ一家は引っ越してきた。タチアナ・ワシリエヴナ公女、息子のボリス・ニコライビッチ、嫁のジナイダ・イヴァノヴナ、そして祖父にちなんでニコライと名付けられた9歳の孫。伝説的なニコライ父公は1831年に亡くなっており、息子のボリスは著名な美術パトロンでコレクターであった父を記念し、宮殿内に、ニコラスの間や劇場を含む、光に溢れた天井の高い5つのホールからなる、ロシア帝国様式の絵画ギャラリーを設けた・・・


*引用の後半は、第2部 07