翡翠の歌

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ペトロザボーツク : 白樺林 [華麗なるダイナスティD]




原作の中でもよく登場した白樺林。樹皮が絵になりますよね。





ロシアや北欧では、幹を木工品に、葉をサウナで身体を叩くのに使ったり、いろいろと活用されています。


以前、IKEAの食品コーナーで“白樺ジュース”なるものを見つけ、購入(現在は取り扱っていないようです)。味は水、ですね。軟らかい感じの。


この商品は加工してあると思いますが、ネットで検索してみると、“白樺水”というのがあって、春先に白樺の幹から採取するものだそうです。芽吹きに合わせ、根から吸い上げられ、白樺の中でろ過された水には、ごくごく薄い甘みとミネラルが溶け込んでいるとか。


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以下、アエロフロート機内誌(2015年秋号)掲載の、《華麗なるダイナスティ ユスポフ家》からの引用記事です。





・・・Cのニコライの息子、ボリス・ニコラエヴィチ(1794〜1849)の妻、ジナイダ・イヴァーノヴナ(1809〜93)は、当代きっての麗人として知られた社交界の花形。購入したモイカ宮殿に贅を凝らした内装を施し、リチェイヌィ通りに自分用の別邸を建てました。


夫の死後、若き革命党員と恋に落ち、逮捕されると解放に奔走しました。そのあとは20歳年下のフランス軍人と恋愛、ロシア皇帝と喧嘩した挙句、ブルゴーニュに大西洋を望むケリオレ城を購入、移住しました・・・





《ロシアNPW》の記事によれば、主の去った別邸の、寝室の奥の秘密部屋から、革命家の骸骨が発見されたとか!


彼にとっては、曾祖母。リアルタイムで見たわけではないでしょうけれど、「ふん…低能な女どもが恋に身をやつすのはうんざりするほど見てきた」の"女ども"にカウントされていたのでしょうか?


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